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■ Eighty-Eight'sレーベル設立にあたって

20世紀初頭にニューオーリンズで生まれ、シカゴやニューヨークといった都会で育まれたアメリカの黒人音楽、JAZZ。長い年月を経て成長と変遷を繰り返しながら、世界的な音楽文化として発展しています。そしてJAZZの持つ洗練された雰囲気、時代を超越したクールな魅力は知的好奇心を刺激する音楽として世界中で幅広い世代の人から愛され、親しまれてきました。そして21世紀を迎えた今、ファッショナブルでワンランク上のライフ・スタイルと直結した都市型エンタテイメント、パフォーミング・アートとして、その存在価値は益々高まりつつあり、一層魅力あるものに変化していくでしょう。

モダン・ジャズの全盛期は、マイルス・デイビスやジョン・コルトレーンに代表される1960年代といわれていますが、現在ではケニー・ドリューJr.やラヴィ・コルトレーン等の台頭によって、アーティスト、ファンともにJr.の世代を迎え、そのトレンドは今なお次世代に受け継がれ増幅し続けています。
アメリカのレコード業界でも「Verve(ヴァーヴ)」や「IMPULSE(インパルス)」といったかつての名門レーベルが復活し、それぞれの個性を明確に打ち出したアルバムを制作しています。また日本国内でも「Venus(ヴィーナス)」、「aosis(オアシス)」、「M&I」などの各レーベルが海外のジャズ・アーティストにスポットをあて、続々とアルバムを企画制作しています。つまり、国内外ともにジャズ音楽の需要と新作に対する期待が着実に高まっているのです。

このような状況下において、真のインターナショナルなアーティストだけをセレクトし、ハイ・クオリティなサウンドを追求、更にはコアなJAZZファンのみならず、より幅広い層にアピールし得る作品を企画制作する新生JAZZレーベル。----それが"Eighty-Eight's(エイティ・エイツ)"なのです。


2002年1月 プロデューサー 伊藤八十八